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現役Webマーケターの仕事内容は?必要スキルや学習方法もご紹介

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Webマーケターってどんなスキルを使ってどんな仕事をしているんだろう?

「Webマーケターはどのような仕事をしているの?」

知人と仕事の話しをしているとよく、Webマーケターの仕事がどんなものか分からない、と言われます。

実際私もWebマーケターになる前は具体的な業務内容をよく知りませんでした。

そこで今回はWebマーケティングの仕事内容やその中で使うスキル、また実際にWebマーケターとして働く私の業務内容やスケジュールをご紹介いたします。

本記事まとめ

・Webマーケターの人気ポジションは3つ
①Webサイトの管理・運営(SEO担当など)
②Web広告の管理・運用
③SNSアカウントの管理・運用

・Webマーケターに必要なスキルは各ポジション特有のスキル+5つ
①論理的思考力
②仮説設定力
③忍耐力
④コミュニケーション力
⑤学習意欲

・スキル習得のための勉強方法として最も有効なのは「ググる」
他にはオンラインサロン、Youtube、本がオススメ

【人気ポジション3つ】Webマーケターの仕事内容とは?

Webマーケターと言っても職種はいくつかあります。

その中で筆者が思う人気かつ需要の高いポジションは3つです。

>>>Webマーケター人気のポジション3つ<<<

  1. Webサイトの管理・運営
  2. Web広告の管理・運用
  3. SNSアカウントの管理・運用

これからWebマーケターになっていく方は、この中のどれか一つには強くなり軸としていくことをオススメいたします。

Webサイトの管理・運営

まず一つ目のポジションは「Webサイトの管理運営」です。 よくSEO担当などとも呼ばれるポジションもここに該当します。

最近ではWebサイトを持たない企業の方が珍しくサイトの種類は、コーポレートサイト、ECサイト、サービスサイト、採用サイトなど様々です。

企業が各サイトに置いた目標を達成するために、ライターやデザイナー、エンジニアなどと協力し各メンバーと一緒にチームでサイト全体を作り上げていきます。 リードするディレクター担当が全体の絵を描き、各メンバーと一緒に作り上げていきます。

大きい会社ではディレクターの下に一般的なSEO担当がおり仕事を差配しますが、中小企業などはディレクター一人で各サイトを管理しているケースも多いです。

ディレクターが偉い、ということはなく、誰が欠けても成立しないチームでのお仕事です。

主な仕事内容は、サイト運営上で目標としている指標(数字)の改善です。

例えば「サイトへの流入が少ないから記事が少ないからではないか」「成約数が伸びない理由は申込フォームの項目が多すぎるからではないか」など仮説をもとに施策に落とし込みます。

✔︎Webサイトの運営・管理の仕事流れ

Web広告の管理・運用

次に「Web広告の運用担当」も人気があるWebマーケターとしてのお仕事です。

Web広告運用担当は大きく分けると2種類の会社で経験することができます。

  • 事業会社
  • 広告代理店

事業会社の運用担当の場合、その会社のマーケティング担当(Web広告運用担当)として自社のサービス利用客を増やしたり、サイト訪問客を増やす役割があります。

一方代理店は読んで字のごとく、事業会社から広告運用を代理している立場です。請け負った企業の商品やサービスを広告経由で販売するためや、サイトへの安定的な流入のために外部の人材として広告運用をします。

それぞれ立場は異なりますが、「限られた広告予算を使いサービス利用客やサイト流入を最大化する仕事」という点で役割は同じです。 また実施する作業も概ね同じです。

✔︎Web広告の管理・運用の仕事流れ

Web広告運用担当者は比較的一人でも完結するお仕事です。

そのため副業や独立がしやすく単価も高いためその点で人気のポジションです。

SNSアカウントの管理・運用

最後三つ目のポジションは「SNSアカウントの運用担当」です。

こちらはいま最も需要があるWebマーケターのポジションと言っても良いでしょう。 最近では各企業がこぞってSNSアカウントを開設しています。

SNSの最大の魅力はコスト0から始められるという点です。 うまく投稿し世の中にリーチできると、予算不要で青天井のリターンが期待できます。 一方でまだ成功法則が確立されていなかったり、良かれと思った投稿によって”炎上”してしまうケースもよく目にし、運用が難しい側面もあります。

比較的新しい領域のため大手企業でもSNS専門担当が不在のケースがほとんどです。

そのため成果を出しノウハウを持っている企業や個人には案件が多いポジションです。

【リアル】現役Webマーケターの本業/副業での働き方

現役Webマーケターは実際にはどのような仕事をやっているのでしょうか。

現在本業と副業でWebマーケティング業務に従事している筆者がそのリアルをご紹介させていただきます。

Webマーケターの1日の仕事 ~本業編~

まず本業についてです。

今私は中小企業のWebマーケティング担当をしています。売上規模でいうと5億円、社員数は30名ほどの企業です。

上司の下に私、他にデザイナーさんとライターさん、SNS担当さんの5名で新規顧客の増加とリピーターへのアプローチをメインに動いています。


9:30 始業 
┗私の会社はフレックス制で7:00-10:00の間でいつでも出社okです。
┗今日のタスクとそれを完了させる仮の時間を紙に書いて業務開始。

10:00 広告運用チェック 
┗毎日無駄なキーワードで予算を食っていないか、成約数などをチェックします。週初や月初は数値をまとめ次の打ち手を考え施策に落とします。

12:00 ウェビナー 
┗新しい知識や最新の情報はウェビナーを活用します。最近のお気に入りはCINCさんとLANYさんのウェビナーです。

13:00 ランチ 

13:40 昼寝 
┗昼寝をすると午後の集中力が段違いです。

14:00 自社サイト内容調査 
┗アナリティクス等を見て今後伸ばせそうな部分の見立て、仮説を立てます。自分がこの会社の社長になったつもりで考えると視座が上がり不足している部分が見えやすくなると感じます。

15:00 マーケティングチームMTG 
┗個人とチームの目標への進捗確認をします。

16:00 自社サイト改善施策出し 
┗こういう記事が必要なのではないか、ページ内の不足した要素はこれではないかなど

16:30 上司相談 
┗考えた打ち手を上司と擦り合わせ。フィードバックをもらえる環境は成長のために必要不可欠です。

17:00 自社サイト施策開始 
┗Goが出た施策に着手。最近は施策提案から実行まで一人でやることが増えました。

18:30 退社
┗残業はないです。帰宅しジムに行ったり副業に着手します。

Webマーケターの1日の仕事 ~副業編~

次に私が現時点で頂いている2つの副業案件(SEO対策/Web広告運用) についてご紹介いたします。

基本的に平日の日中は本業がありますので、本業後に副業の作業をしています。

それぞれそのタイミングで請け負っている業務が異なるためあくまで参考です。

✔︎Web広告運用業務

21:00 クライアントWeb広告管理画面チェック
┗その日のCV数を中心に確認します。またCPCが跳ねている場合は原因と思われるキーワードを探し、原因を見極めた上で残すor除外のジャッジをします。 

21:15 フォーマットに沿って広告文の再設計
┗一度作成している広告文でもLPの変更やその時々の受け取り方が異なるため、定期的に基礎から見直します。この際フォーマットに沿って進めると思考がしやすいです。

22:00 現時点の広告文チェック(他社広告文,自社広告文成果比較など)
┗狙っているキーワードで他社がどんな広告文で出稿しているか確認し、良い広告文は似せたものをこちらでも出稿します。Google広告管理画面にある「広告プレビューと診断ツール」は特定のキーワードを入れると現在のリアルな検索画面での自社や他社の広告文を確認できるので便利です。

22:30 広告文変更
┗実際に広告文を入れ替えて出稿します。出向中の広告文で意味が近すぎるものはないかなどを確認。

22:45 全体感見て終了
┗管理画面全体で不備がないか確認し終了。

✔︎SEO対策(Webサイト全体設計構築時)

21:00 現状の自社サイト設計確認
┗自社のサイト構造を主観的にまた自作の確認フォーマットに沿って調査。「なんとなく使いづらい」など主観的に感じる部分も大事です。

22:00 競合他社数社のサイト設計調査
┗ベンチマーク企業や担当サイトよりもやや規模が大きい企業のサイトを分析。担当サイトに不足している点をピックします。

0:00 スライドに記載した内容を確認し終了
┗ピックアップした改善点をスライドにおこします。クライアントの知識レベルに合わせて必要な画像の調整をしてあげて終了。

Webマーケターに必要なスキル

Webマーケターになる上でどのようなスキルが必要なのでしょうか。

私はどの仕事でも大きく分けて2つのスキルが必要だと考えております。

  1. そのポジション特有のスキル
  2. ファンダメンタルズスキル (最近ではポータブルスキルと呼ばれたりしています。)

Webサイトの管理運営や広告運用など、各ポジションで必要なスキルはもちろん必要です。

しかしそれらは業務内で実践的に覚えるしかないと私は思います。

そのためこちらではWebマーケターとして絶対不可欠な5つのファンダメンタルズスキルについて記載いたします。

論理的思考力

一つ目は論理的思考力(ロジカルシンキング)です。

求人情報などを見ると「必須スキル:論理的思考力」と書いてあるのをよく見ます。

ロジカルシンキングを分解するとロジカル(論理的に)シンキング(考える)です。

論理的思考力は定義がなさそう且つ曖昧で、「結局どういう事?」と私も思います。

現時点での私の解釈では「その文脈の中で、数字や事実などを使って、飛躍せずに根拠と結論を繋ぎ合わせて考えるスキル」だとしています。

他にも、「物事を体系的に整理し、矛盾や飛躍のない筋道を立てる思考法」などググると様々な解釈がでてきます。

このスキルは自分で測るのが難しいため、日々業務の中で磨く事が必須です。

仮説設定力

二つ目は仮説設定力です。

仮説思考仮説構築力と呼ばれたりもします。

仮説を立てるというのは、「〇〇だったからこうなった(のではないか)」「今〇〇だから次はこうなる(のではないか)」と考える事です。

例えばマーケティングの現場でいうと、「過去一週間気温が前年同期比を上回ったためアイスの売上が前年比10%増加したのではないか」「今週も前年比よりも暑くなりそうなのでアイスの売り上げは好調になるのではないか」となります。

この仮説設定がうまくハマると、「今週はアイスの製造量を増やす指示を出そう」「来年以降気温と売り上げの相関を見て製造量を調整しよう」と「行動(アクション)」に反映することができ、結果として売り上げにつながっていきます。

この仮説力によって売上や成果が大きく左右されると言っても過言ではありません。

忍耐力

三つ目は忍耐力です。

Webマーケティングの作業は非常に地味です。

管理画面や分析結果(アナリティクスなど)と向き合っては仮説を立て「ここを変えると数値が上向くのではないか」と少しずつ改善を加えていきます。

結果が好転すれば良いのですが、良かれと思ってやった施策が反対に数字の悪化を招くこともあり悩ましいです。

結果が出ないときでも腐らずに忍耐する。

これはWebマーケターにとってとても大切です。

コミュニケーション力

四つ目はコミュニケーション能力です。

このコミュニケーションという意味合いは私の中で二つあります。

  1. こちら側のコミュニケーション:対社内やクライアントとのコミュニケーション
  2. あちら側のコミュニケーション:施策を実行した先にいるユーザーやお客様とのコミュニケーション

マーケティングという仕事はパソコンの前にいる時間が長いです。

そのためコミュニケーションは少ない印象ですが、むしろハブになる役目が多いこともあるためコミュニケーションは多いでしょう。

またパソコンを挟んであちら側=施策を実行した先にいるお客様やユーザーとのコミュニケーション、が求められます。

これは直接コミュニケーションできる場合もあれば、多くの場合は結果の数値から推し量ることになります。

この際に「この数値から見て、お客様の反応は良かったと言えるのだろうか」「もっとどうしてあげると数値は上がる(ユーザーは喜んでくれる)のだろうか」と数値を介してコミュニケーションしていく力が求められます。

学習意欲

最後は学習意欲です。

これは単に勉強が好きというよりは、最新の情報を素早く掴んでいくことを楽しめるスキルです。

Webマーケティングの世界は常にアップデートされています。

Googleが検索エンジンのルールを急に変えてきたり、Facebookが廃れ飛ぶ鳥を落とす勢いでTiktokが台頭するなどです。

常にアンテナを貼り業界の流れや変化を見ていく必要があります。

ルールに追いつけずにおいていかれることや、クライアントワークに影響が出ることはよく聞く話しです。

TwitterやYouTubeなどの速報性が高いツールを使い、常に最新の情報を取りに行き「これ使えそう」などと楽しめると良いです。

スキル習得のための勉強方法

最後にどのようにスキルを身につけていくかについてです。

前提として私は「アウトプットこそ最大のインプット」だと考えています。

そのため「一番のスキル習得、勉強方法は?」と聞かれれば「実務」と回答します。

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一番のスキル習得方法は「実務」!

なので早く確実にWebマーケティングスキルを獲得するには、Webマーケターとして働くことがオススメです!

とはいえ読者の方の中には

「Webマーケターになる前の時点での勉強方法を教えてくれ!」

という方も多いと思います。

その上で他に考えうる勉強方法について書いていきます。

ググる

一つ目は「ググる」です。

「え!?」と思われた方も多いかと思いますが、これが一番の勉強方法だとも考えています。

業務をする(手を動かす)→分からない点が出てくる→ググる、この繰り返しで相当力が付きます。

エンジニアと似ているのですが、この”ググり力”はとても大切です。

大抵の事は先人がつまづいており、そして記事として残してくれているのでググれば解決できます。

その中で一つずつ不明点を解消していく事でスキルが付いてきます。

おすすめは自分のブログを開設し、実際に自分で手を動かす中で不明点をググりながら勉強していく方法です。

半年、一年で相当スキルがつくと思いますし、それくらいの期間を安定してブログ稼働できれば、きっと収益化もしているはずです。

オンラインサロン

二つ目は「オンラインサロン」です。

オンラインサロンのメリットはこの辺りだと思います。

  1. 学習コンテンツが体系化されており、悩まず学習を進められる。
  2. サロンメンバー間の交流があり、学習モチベーションが続きやすい。
  3. 講師への質問により不明点を解消できる。

Webマーケティング全般のサロンや、ブログやSNS学習に特化したサロンなど様々なサロンがあるので、ご自身にあったものを見つけてみてください。

私が加入しておりオススメなのが『withマーケ』です。

「仕事獲得につなげるための知識習得」に重きを置いており、ただの座学ではなく実務に直結した知識習得ができます。

質問も自由(かつレスが早い!)な上、月額会費も非常に安価なため重宝しているサービスです。

Youtube

三つ目は「Youtube」です。

無料で学び放題なので使わない手はないです。

Youtubeのオススメの使い方は、知りたい1トピックについて検索し、3,4本動画を視聴する。 各動画で話されていた部分を自分に取り込むことです。

例えば「ブログ 記事構成 作り方」で検索すると、有名ブロガー数名の動画がトップに出ますのでそれを視聴します。

そうすると全ての動画で共通して話している事がわかります。

それをそのまま実務や実践で使ってしまうのです。

ただの座学で終わらず、すぐに実務に応用できるのでオススメです。

四つ目は「本」での学習です。

多くの人が「Webマーケティングについてのオススメの本はなんですか?」と思うかもしれません。

しかしそれは多くの人が通る危険な道です。

一般的に本を読み終わった後でも、「この本って結局何を言っていたっけ?」となることがありますよね。

これはWebマーケティングの学習のためにいきなり本を読んでも同じことが起こります。

本で満遍なく学んでも、「目的」が欠けているため学ぶポイントが分からず何も残らないためです。

本のオススメの使い方は、ある程度実務で実践経験を積んだ後に、答え合わせ的にまた補足的にその分野の本を読むことです。

アウトプット(実務、実践)の後にインプット(本など)することで、不明点の解消が早く時間対効果高くスキル習得につながります。

人に聞く

最後は「人に聞く」です。

人に聞く事は、すぐに疑問点の解消につながるものの、自己解決能力が身につかないため諸刃の剣です。

またよく質問される事を良しと思う人もいれば、意外と多くの人はたくさん質問されると困ってしまいます。

なので基本的にはまずググり自己解決の道を選びましょう。!

調べても分からない、今すぐに答えが欲しい、そういう時にこのオプションは最後まで残しておくのが吉です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本業の多忙さにもよりますが、Webマーケターは副業をしやすい職種です。

また独立し安定的にお仕事を獲得できると年収1,000万円以上も難易度が低いです。

業務の中で必須スキルを身につけ、日々進んでいくことでみなさんの理想の生活を手に入れらると思います。

一緒に頑張りましょう!